オンタイムの診療と、わかり易い情報開示により
患者様にご納得頂ける醫療サービスを実現
醫用畫像ファイリングシステム J-Medical 7 Fit-View

患者様へ、より安心で信頼できる醫療を提供するために

醫療法人社団三思會東邦病院は、昭和52年、群馬県みどり市に開院。一般病床180床、療養病床178床、介護100床を備え、地域のニーズに合ったケアミックス型の醫療を展開するとともに、人間ドック8床、透析臺數89臺も設置。開院以來、地域社會と密接に連攜しながら、一貫して地域醫療サービスの向上を目指し醫療活動を行っている。その內容は、院內各施設における診療、看護、検査、介護、リハビリテーションといった醫療ケア活動を中心に、急速な高齢化に伴う狀況にもきめ細やかな対応を実施。そして、「今後はインフォームドコンセントなどの情報開示をさらに推し進め、より患者様の立場に立った安心?信頼できる醫療を提供していきたい」という醫師をはじめとする病院スタッフの思いが、『醫用畫像ファイリングシステム J-Medical 7 Fit-View』の導入につながった。
過去畫像との比較を容易にするため、データの蓄積からスタート
「高度で、かつ、わかりやすい醫療を提供するためには、情報システムの導入は必須と考えました」と語るのは、情報システム課課長の下山克典様。院內のIT化による診療の充実と、経営の効率化を進める役割を擔っている?!敢郧挨膝榨%毳啶伪9堀攻讴`スが不足していて、管理業務に手間がかかっていました。また、検査レポートが手書きのため読みにくい、過去のフィルムの検索?搬送作業に時間がかかる、フィルムコストの負擔、現像に時間がかかってすぐに確認できない、內視鏡検査室の患者様參照用のモニタが小さく見にくいなど、さまざまな問題點がありました。そこで、院內情報化の第一ステップとして、平成16年に部分的フィルムレスをスタートさせたのです」。
まず、検査畫像のデータの蓄積から始めることを決め、約1年、畫像サーバにデータを蓄積しながら診療はフィルムで行った。畫像の精度に不安を持つ醫師もいたが、高精細モニタを見て納得。平成17年に院內全體をフィルムレス化する前には、半年ほどフィルムと畫像の併用期間を設けたが、この時期からほとんどの醫師が畫像を使用していたという。そして、完全フィルムレス化の際には、その時に撮影した畫像ばかりでなく、平成16年から蓄積したものも『醫用畫像ファイリングシステム J-Medical 7 Fit-View』にて確認が可能に。つまり、過去畫像との比較が容易になったというわけだ。この段階的導入について、下山様は、「醫師に違和感なくシステムを受け入れてもらえたのは、富士アイティの提案が當院の要望をきちんと反映させたものだったからです。段階的に運用を始めたことで、醫師がシステムに慣れる時間を十分にとることができました。また、データ蓄積期間を設けることで、過去畫像との比較が容易にでき、システムのメリットを、初めから享受することができました」。


待ち時間の短縮をはじめ、患者様へのサービス向上を実感
完全フィルムレス化から2年以上が経過した東邦病院。その現狀と感想を、現場の醫師に聞いてみた。まずは、院長の佐野潔様?!敢环肆激盲郡人激cは、現像の手間がゼロになったため、患者様をお待たせすることがなくなったこと。放射線科で撮影後、すぐ診療科のモニターで寫真をご確認いただけます。以前は、外來のアンケートで“待ち時間が長い”というご意見をいただいたこともあり、大変心苦しく感じていたのですが、現在は、その速さに患者様自身が驚かれることもあるほど。一つのモニターを患者様と一緒に見ながらのご説明なので、フィルムに比べて患者様と近くでお話ができるようにもなり、ご好評をいただいております」。また、職員の負擔も激減したという?!副9軋鏊楗榨%毳啶蛱饯烦訾?、診療科や診察室へ持って來るという手間がなくなりました。いろいろな面で時間短縮が実現できたと同時に、ケアレスミスもなくなりました」。佐野院長は、何より、患者様に対するサービスの向上を実感している。
フィルム保管スペースや、フィルムを探す手間もゼロに
副院長の竹內宏明様は、畫像そのもののメリットを強調する?!弗猊衰咯`さえあれば、今の畫像も過去の畫像も、それから他院で撮影した寫真も見ることができます。また、診察室でも病棟でも、同じ寫真を見ることができます。外科で撮影した胸部寫真と內科で撮影した胸部寫真というように、一人の患者様に対して同じ寫真が複數存在するということもなくなりました?;颊邩敜藢潳筏皮?、高精細モニタの鮮明な畫像によって説明の際に納得していただきやすくなりました?;颊邩敜丐违旦`ビス向上と、フィルムの整理や配送にかかる職員の數を考えると、導入費は大きな出費ではないと思います」。放射線科の技師長、中山正人様も、畫像確認の利便性をこう続ける?!搁L期療養の場合は、入院中に同じ患者様を何度も撮影することがあり、醫師が見たい寫真がどれなのかすぐに選別できないことがありました。でも、今は、醫師がモニター上で見たい畫像を自分で選択できるようになり、寫真を探す時間も短縮されました。診療科が変わっても、再入院されても、一人の患者様の同じデータをどこでも見ることができる點も便利ですね」。また、月2000~3000枚という膨大な數のフィルム保管スペースと、保管期限が過ぎたフィルムの処分が不要になった點も大きな変化。以前、保管スペースだった場所は現在、診察室となり、そのことも患者様の待ち時間短縮につながっている。



診療報酬でも評価。導入が期待される「フィルムレス加算」
「フィルムレス加算」とは、胸部のX線撮影やCT?MRIなどの撮影畫像を印刷せずに、モニターを見て診斷する「フィルムレス化」を進めるため、2008年度の診療報酬改定で「フィルムレスによる畫像診斷」を診療報酬で評価し、従來の「デジタル映像化処理加算」を廃止するという厚生労働省の方針。地球環境への配慮を目的としたものである。これは2007年10月31日の中央社會保険醫療協議會?基本問題小委員會において提示され、時期は定かではないが導入確実と言われている。そうなれば、當然、従來のデジタル映像化に関する費用は一切、診療報酬として認められなくなる。すでに完全フィルムレス化を実現させている東邦病院では、「フィルムレス加算」スタート時から診療報酬が認められる。
東邦病院では將來、関連施設と連攜し、相互に畫像を見られるようシステムの拡張を図りたいという。さらに、醫師會の中でも情報共有ができるようになれば、さらなる安心?信頼の醫療を構築できると、醫師をはじめ、スタッフ全員が『醫用畫像ファイリングシステム J-Medical 7 Fit-View』の可能性に期待を寄せている。


(取材日:2007年11月13日)
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